Cookieの取得と設定

Cookieの取得または設定を行う場合は、document.cookieプロパティを使用します。

構文

取得

var result = document.cookie;

設定

document.cookie = setCookieData;

戻り値

対象のURLで使用されているCookieの値を全て返します。
値はキーn:値;キーn:値;...といった感じでキーごとにカンマで区切られ、キーと値はイコール(=)で結合されています。

設定値

設定するcookieの文字列を指定します。
値はキーと値の2つ1セットで格納していきます。

サンプルコード

取得:

JavaScript

alert(document.cookie);

設定:

JavaScript

document.cookie = 'foo=abc;';

複数のキーを設定する場合はdocument.cookieを設定するキーごとに代入する必要があります。

JavaScript

document.cookie = 'foo=abc;';
document.cookie = 'bar=123;';

Cookieの有効期限やドメイン、ディレクトリ、セキュアの設定

Cookieの有効期限などを設定するする場合は次のキーと値を文字列に追加します。

名称 キー 補足
有効期限 expires GMT書式の文字列
例:Fri, 31-Dec-2010 23:59:59 GMT
指定がない場合はブラウザを閉じるまで有効とする
有効ドメイン domain Cookieを有効とするドメイン
指定がない場合、そのページの完全ドメインとなる
有効ディレクトリ path Cookieを有効とするディレクトリパス
指定がない場合、そのページのディレクトリとなる
SSLの有効化 secure SSL(安全)な場合でCookieを活用する場合に設定

JavaScript

document.cookie = 'foo=abc;expires=Fri, 31-Dec-2010 23:59:59 GMT;secure;';

ただし、有効ドメインの設定には注意が必要で、サブドメインが存在するドメインの場合、サブドメインなしで設定を行うと、サブドメインを含めてCookieの情報が共有されます。
完全なドメインでCookieを保存する場合は、有効ドメインの指定を行わないようにしましょう。

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