SASSとは

SASSとは

SASS(サス)は、Syntactically Awesome Style Sheetsの略称で効率的にCSS を書ける言語です。
CSSプリプロセッサ、CSSメタ言語などとも呼ばれています。

形式

SASSの形式は主に2つあり、Ruby(またはhaml)に似た記法であるSASS、CSS3に似た記法であるSCSSがあります。
拡張子はそれぞれSASSは.sass、SCSSは.scssです。

このままではWebページ上で動作させることはできませんので、CSSファイル(.css)へ変換して扱えるようにします。
この変換することをコンパイルといいます。

SASSを扱えるようにするエディタとコンパイラー

SASSを扱うにはSASS形式を扱えるようにするエディタとコンパイルするコンパイラーが必要になります。
エディタについては、ファイルが作成や編集などが行えればなんでもよいと思います。

エディタ

  • Adobe Dreamweaver CC
  • Adobe Brackets + Brackets SASS
    ※ Brackets SASS:Adobe BracketsでSASSを扱えるようにする拡張機能
  • Atom
  • Sublime Text
  • EmEditor
  • Visual Studio Code

など

コンパイラー

  • Adobe Dreamweaver CC(DreamweaverはCCからデフォルトでSASSが扱える)
  • Koala
  • Ruby + SASS
    ※ Ruby:SASSを動作させる言語およびアプリケーション
    ※ SASS:SASS本体(パッケージ)
  • npm (Node.js) + sass
    ※ npm:Node.jsのパッケージを管理するためのツール
    ※ sass:SASSを扱うためのNode.jsのパッケージ

など

  • ※ RubyのSASSコンパイラーは2019年でサポートが終了しており、npmなどパッケージマネージャーのコンパイラーを推奨しています。

SASSのバージョン

SASSにはバージョンがあり、バージョンが上がると機能などが増えたりします。
エディタやコンパイラーなどによって利用可能なSASSのバージョンが異なったりします。

Compass

なお、よくSASS + RubyでCompassを一緒に導入したりしますが、このCompassはCSSのフレームワークでSASSで作られています。
このCompassではSASSをより便利に扱うための機能が備わっているものです。

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