テーマに必要なファイルを準備

独自のマークアップを行うためには自身でテーマを準備する必要があります。

ディレクトリとファイルの作成

設置されているWordPressのディレクトリに"wp-content/themes"というディレクトリがありますが、この中がテーマを格納しておくディレクトリとなります。
"wp-content/themes"ディレクトリに任意の名前のディレクトリを作成します。

作成したディレクトリに最低限必要なファイルを用意・作成します。

トップページ用に用意するなど必要に応じたファイルもあります。
詳しくは次の 各ファイルについて をご覧ください。

各ファイルについて

ファイル名 説明
screenshot.png
必須
テーマの一覧や詳細画面で表示されるサムネイル画像です。
サイズは1200x900px、880x660pxのいずれかが推奨されています。
形式はpngを推奨していますが、jpgやgifなども扱えます。
なお、必須となっていますが存在しないと何も表示されません。
style.css
必須
テーマのCSSを割り当てるためのものです。
実際のマークアップではこのファイルを使う必要はなく独自で用意しても問題ありませんが、テーマの一覧や詳細などの情報をこのファイルで書いておく必要があるため必須です。
書く内容については style.cssで書く必要のある内容 をご覧ください。
index.php
必須
基盤となるHTMLテンプレートです。
どのページも基本的にindex.phpを読み込みます。
single.php 投稿ページのHTMLテンプレートです。
(ページ例:/2019/01/25/hello-world/)
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
single.php > index.php
page.php 固定ページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
page.php > index.php
home.php トップページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
front-page.php > home.php > index.php
front-page.php トップページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
front-page.php > home.php > index.php
category.php カテゴリー(アーカイブ)ページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
category.php > archive.php > index.php
tag.php タグページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
tag.php > archive.php > index.ph
taxonomy.php カスタムタクソノミーページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
taxonomy.php > archive.php > index.php
archive.php 日付別(アーカイブ)ページのHTMLテンプレートです。
投稿記事の日付(年月日それぞれ)ディレクトリのページを表します。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
date.php > archive.php > index.php
date.php archive.phpと同じです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
date.php > archive.php > index.php
404.php 404エラーページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
404.php > index.php
search.php サイト内検索ページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
search.php > index.php
attachment.php 添付ファイルページのHTMLテンプレートです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
MIME_TYPE.php > attachment.php > index.php
MIME_TYPE.php 添付ファイルページのMIME TypeごとのHTMLテンプレートです。
実際に"MIME_TYPE.php"というファイル名ではなく、MIME Typeごとのファイル名で用意します。
例えば画像形式であればimage.php、動画形式であればvideo.phpといった感じです。
次の優先順位で存在するファイルを読み込みます。
MIME_TYPE.php > attachment.php > index.php
header.php HTML上部やページのヘッダーエリア部分を表すHTMLテンプレートです。
get_header関数で呼び出されます。
footer.php HTML下部やページのフッターエリア部分を表すHTMLテンプレートです。
get_footer関数で呼び出されます。
sidebar.php ページのサイドエリア部分を表すHTMLテンプレートです。
get_sidebar関数で呼び出されます。
comments.php ページのコメントエリア部分を表すHTMLテンプレートです。
comments_template関数で呼び出されます。
searchform.php ページの検索フォームエリア部分を表すHTMLテンプレートです。
get_search_form関数で呼び出されます。
functions.php WordPressのコア機能を拡張したり変更するための関数を書くファイルです。
WordPressによって処理されるいくつかの機能をこのファイルで拡張したり変更することが可能です。

それぞれのファイルを図で表すと次のような感じになります。
(あくまで例です)

CMS「WordPress」逆引きリファレンス一覧へ戻る