変数とは
変数とは、1つのデータ(値)を格納する入れ物です。
入れ物には名前を付けることができ、名前には半角アルファベット(大文字・小文字)、半角数字、半角アンダースコア、半角ダラーを使用することができますが、半角数字から始めることはできません。
変数の宣言
変数は予め準備として宣言ということを行います。
宣言する方法はvar
キーワードまたはlet
キーワードまたはconst
キーワードを使用します。
(var、let、constキーワードの違いについては、宣言の種類を参照してください。)
var 変数名;
let 変数名;
const 変数名;
イコール(=
)を使用することで値を代入することができます。
値を代入しない場合は"未定義値"であるundefinedという値が自動的に格納されます。
JavaScript
// var 変数名;
var foo;
// var 変数名 = 値;
var bar = 'あいうえお';
カンマ(,
)を使用して複数の変数をまとめて宣言することもできます。
JavaScript
// var 変数名 = 値, 変数名 = 値 ...;
var abc = 'あいうえお',
def = 'かきくけこ',
ghi = 'さしすせそ';
宣言の種類
変数の宣言はvar
キーワード、let
キーワード、const
キーワードの3種類があります。
それぞれの宣言には次のような違いがあります。
キーワード | 説明 |
---|---|
var | 宣言した後でも変更が可能で、関数スコープです。 |
let | 基本的にはvarと同じですが、スコープの範囲はブロックスコープです。 ECMAScript 2015(ES6)から追加された仕様です。 |
const | いわゆる定数で、一度宣言を行うと値の変更を行うことはできません。 ECMAScript 2015(ES6)から追加された仕様です。 |
- ※ スコープについては、スコープページを参照してください。
- ※ ECMAScriptについては、ECMAScriptとはページを参照してください。
- ※ letおよびconstは対応ブラウザに注意してください。